作家で作詞家のなかにし礼さんが、2016年4月に突然死を回避するための手術を受けたそうです。
これは、致死性不整脈を感知し治療する植え込み型除細動器(ICD)などを体内に埋め込む手術だそうです。
手術は、ICDと、心拍が遅くなる徐脈性不整脈を治療する心臓ペースメーカーを体内に埋め込んだそうです。
なかにし礼さんは、1992年に心筋梗塞で緊急入院しました。
このときは、心室細動が原因だったのですが、心臓の能力が、一般の人と比べ、半分程度ということで、
心室細動の再発を恐れていたそうです。
手術自体は1~2時間程度で終わり、その後の経過も良く、すこぶる元気だそうです。
心室細動とは、心室の規則的な収縮が、不規則に細かくけいれんした状態になります。
それにより、心室のポンプではなくなり、血液を送り出せなくなるのです。
そのため、脳に血液が送られず、意識はなくなり、そのままの状態が続けば、死に至ります。
また、この心室細動が自然におさまるケースは、非常にまれです。